歯磨き時の歯茎からの出血は炎症によるものがほとんどで、歯肉炎や歯周病の症状のひとつです。

歯磨きが不十分だと歯と歯茎の間にプラークが溜まり、そこで細菌が増殖してしまうことで歯茎に炎症を起こします。

炎症が起きている歯茎は刺激に弱くなっているため、歯磨きなどのわずかな刺激で出血を引き起こすようになります。

出血するからといって歯磨きをそこで中断してしまうと、歯磨き不足によりさらに炎症が進行して出血しやすい状態になってしまいます。

炎症の原因はプラーク(細菌の塊)にありますので、出血のある箇所ほど、より丁寧な歯磨きでしっかりと汚れを取り除くことが大切です。

出血のある箇所にはまず柔らかめの歯ブラシを使い、優しくブラッシングを行いましょう。しっかり磨こうと強く磨いてしまうと返って歯茎を刺激して逆効果になってしまうので、歯ブラシの毛先を使い、歯茎をマッサージするように優しく丁寧に磨くことを心掛けてくださいね。

丁寧な歯磨きを続けることで徐々に炎症や出血は治まってきます。

それでもなかなか出血が治まらない場合などには、歯並びの加減により歯ブラシの毛先が行き届かず汚れが溜まりやすい状態であったり、歯石が付着して歯ブラシをしても十分に汚れを取りきれない状態になっているかもしれません。

そういう場合は歯科医院での歯周治療が必要になってきますのでぜひお気軽に来院してくださいね。